監督・ばんざい! 田中 う…ん、久しぶりにビミョーな映画見ちゃったね。 小林 監督が人気のある、興行成績のいい映画を作ろうと奮闘する話なんだけど、奮闘っていうか葛藤って感じ? 田中 最初のほうは映画のパロディが多くて、小津ワールドやお涙頂戴もの、忍者もの、昭和30年代風情などの映画をパロってたからそれなりに笑えたけど、最後のほうなんてなんか投げやりな感じがしたよな。 小林 そうそう。映像学校の学生が作るようなコラージュアニメーションだったり、Vシネでもしないだろって感じの演出だったり。オレも最後の方ちょっと飽きちゃったよ。 田中 そういえば、お前、このタイトルの意味知ってる? 小林 監督って素晴らしいって意味じゃないの? 田中 そっちの意味の“ばんざい”じゃなくて、お手上げっていう意味の“ばんざい”なんだって。だから、監督業は楽じゃないのよってことを伝えたかったんじゃねーの? 小林 なるほどね〜。確かに映画全編に「どこに向かっていけばいいんだ!?」って感じが出てたもんなぁ。 田中 オレはタイトルの意味を知ったうえで見てたから、本当に映画を作るのは大変なんだろうなって思ったけど。 小林 オレなんて、今こうして話ながらも「どんな話だったっけ?」って考えないと思い出せないくらい印象に残ってないぜ。 田中 しかし、随所随所に入るズッコケシーンなんかは『風雲!たけし城』だったよな。 小林 完全に日本人向け、しかも芸人・北野武を知っている人向けの映画だよ。音楽もコミカルすぎだし(笑)日本人でも若い世代の人たちは分からないネタかも。 田中 こんなに苦労するなら、暴力封印宣言なんて撤回すりゃ良かったのに。 小林 この作品じゃ『世界の映画監督35人』に選ばれたことが重荷になるよな。 田中 そりゃ、向こうでちょんまげでもかぶってないと、まともにカーペットの上歩けないわな。 小林 あぁ、あれってそういう意味だったのね。 パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド ユウコ ジャック・スパロウ最高っ! これで完結なんて言わず、ずっと続けてほしいなぁ。 トモコ 相変わらず海賊たちは汚かったけど(笑)、エンターテイメント映画としては、文句のつけどころがないね〜。 ユウコ 今回はキーラ・ナイトレイ扮するエリザベスの男前っぷりがあがっててしびれた〜。すれ違ってたオーランド・ブルーム扮するウィルとの関係も修復されたし。 トモコ 2では、ジャックとの三角関係!? ってハラハラしたからね。 ユウコ かなり人間関係が複雑になってきてるから、観に行く人はビデオ借りて復習しておいた方がいいかも。 トモコ そうそう。私、誰が味方で誰が敵!? ってこんがらがっちゃったもん。 ユウコ しっかし、世界制覇をもくろむベケット卿に立ち向かうために集まった9人の伝説の海賊たちは、アクの強いキャラクターばっかりだったね。 トモコ ねー、いきなり乱闘がはじまっちゃうところなんか、いかにも海賊の集まりって感じ。みんなでいっせいに帆をあげるシーンは、かなりよかった! ユウコ 海賊時代の終わりを予感させるところが切なかったけど、その切なさに負けないのがジャックのジャックたる所以だね。 トモコ そうねー。ジョニー・デップ自身も、ジャックというキャラクターがかなり好きみたいだから、もしかしたら続編あるかも…。 ユウコ そうね、期待して待ってようか。とりあえず、1からまた観なおそうっと。 トモコ そうだね、もう一回映画館行って3も観よっか。 ユウコ …はー、私達ってホント暇人ね。ま、いっか、ジャック素敵なんだもん。 トモコ そうそう。海賊みたいに骨のある男探すより、映画観てる方が楽だもんね〜